平成29年度 日本民藝館展 -新作工藝公募展-

12月10日(日)、日本民藝館展(初日)に行ってきました。

日本民藝館は、目黒区駒場にあります。

民芸運動の創設者である柳宗悦(1889-1961)の呼びかけで、約80年前の1936年に開設されました。

民芸(民衆的工芸)運動は、民衆が日常生活の中で使ってきた、手仕事の品々に美(用の美)を見出すという、当時としては新しい物の見かたの提唱でした。

それは、例えば大名や大茶人が愛した茶道具の類とは、全く趣の違うものです。「美の尺度」が違うという感じで、どちらが良いとは、簡単には言えないものです。

日本民藝館の所蔵品は、柳宗悦の審美眼に叶った、陶磁器・染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など、日本をはじめ諸外国の新古工芸品約17000点で、いわゆる骨董品(古き良きもの)が殆どです。

一方、年一回のペースで開催される、日本民藝館展は、『伝統的な技術を継承して作られている手仕事の品と、民藝の美を指針とする個人作家の品を全国から公募し、暮らしに役立つ工芸品の発展をはかるのが目的』です。今日の民芸品製作事業と、それらを活かす文化を未来に継承するための植林活動の様なものと思っています。


早朝、6時15分頃到着。
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6時半頃には、30人ぐらいの列に。
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8時に整理券配付。
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1990年代後半から2000年代後半までの約10年(BRYWB創業前の約10年)、毎年早朝から並びました。
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その時は、整理券の配付がもっと遅かったのかな?、良く覚えていませんが、ずっと並んでいた気がします。
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入場は無料ではなく、入場料か、招待状が必要です。
整理券を受け取った後、入場の手続きを行います。
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この時点(8時過ぎ)で、100人くらいは並んでいたと思います。
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この日は、10番でした。以前は7~8番くらいが多かったです。
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本展の特色は、公募作品は<販売可能な物に限定(非売品は不可)>とし、更に企画者(民藝館サイド)が<入選><準入選><落選>に選別することです。

<入選作>は、『民藝の美に根ざし、用に即した健やかな工芸品』と定義され、展覧会会期中を通じて陳列されますが、希望者(先着順)に販売(会期終了後に引き取り)します。

<準入選作>は、『入選には至らなかったが、日本民藝館展の趣旨に適った工芸品』で、準入選作は展覧会会場に陳列し、希望者には即日販売(無くなり次第終了)します。

なんで朝早くから並んでいるのかと言うと、みんな買う気満々で来ているってことですね。

入場手続きが終わると、<入選作>の購入予約票を貰えます。事前に、住所氏名等を記載しておきます。
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青線が付いているものは、陶磁器(やきもの)用です。
陶磁器類は、一人一点(組物の場合は、一セット)のみ購入(予約)が可能です。
陶磁器類以外(染織品・木漆工品・絵画・金工品・石工品・編組品など)は、何点でも購入(予約)が可能です。

<準入選作>は、早い物順で、何点でも即購入可能です。陶磁器類を含めて。


日本民藝館展は、審査のある公募展で、その<入選作><準入選作>は、全て<販売用>です。

従って、出品する窯元、工房、個人作家、ディーラー等は、必然的に優作を出品します。

特売市(セール)ではありませんが、<入手困難な作り手の優作>が手に入る機会でもあります。

言わば、日本民藝館というブランドが、年一回開催する<セレクトショップ>みないな感じです。

そりゃみんな、ドキドキワクワクで、早朝から並びますよね。

そして、午前10時、銅鑼の音とともに開場。
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お祭り気分を楽しめました。


来年初参戦をお考えの方は、本年度の展示を会期中にご覧になることをお薦めします。

展示内容は、例年似た傾向にありますし、ある程度、欲しいものを決めて参加しないと、良いものをゲットできないとも思います。

お好みに合うものが有るかどうか、価格は予算内にあるかどうか、、
ぜひ、会場にて、ご確認ください。

会期:2017年12月10日(日) ~12月23日(土・祝)
休館日:月曜(12/11、12/18)
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
入館料:一般 1,100円 大高生 600円 中小生 200円

日本民藝館
http://www.mingeikan.or.jp/








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