神奈川芸術劇場(KAAT) 「マハゴニー市の興亡」

9月1日のブログ記事で触れましたが、、
昨夜、神奈川芸術劇場(KAAT)で開催中の、音楽劇「マハゴニー市の興亡」を観に行きました。
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正に、<お呼びじゃないぜ、ハリケーン>の只中で。

神奈川芸術劇場は、みなとみらい線「日本大通り駅」「元町・中華街駅」の中ほどにある公共劇場です。
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明日が「最終日(千秋楽)」ですので、、消化不良気味ですが、観劇録を投稿します。
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この日は、「元町・中華街駅」の方から徒歩で行きましたが、最寄りの出口からは徒歩数分の距離感でした。
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「マハゴニー市の興亡」は、1930年に初演されたオペラです。

最初に記載しますが、私はオペラを一度も見たことがなく、
ミュージカルだと、
森繁久彌の『屋根の上のバイオリン弾き』、
本田美奈子の『ミス・サイゴン』、
劇団四季の『 キャッツ』
ぐらいで、、
それも、誘われて観に行った、というのが正直なところです。

今回、KAATの芸術監督を務める白井晃氏の演出で、「音楽劇」として上演される本作は、その音楽監督をスガダイロー氏が務めます。

また、今回の特徴の一つに、舞台上に特設された<市民席>というものがあります。

演者との距離が近く、通常とは異なる目線(演者目線)での鑑賞にも心惹かれましたが、、無難な席をチョイス。
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開演前に、劇場内のビュッフェで軽く一杯。
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開演すると、非常に見やすい席で、結果的に、自分にとっては良い選択でした。

今回は、あらすじをシッカリと頭に入れて臨んだので、劇の進行に遅れることはありませんでしたが、何よりも役者さんのセリフがとてもとても明瞭に聞こえ、頭に入ってくることに、プロ、本物を感じました。
(最近は、TV放送のドラマ等で、何度聞き直しても聞き取れないセリフが多々有ったり。)

また、観劇の経験そのものが少ない自分にとっては、舞台から発せられる臨場感、熱気や風圧の様なものが新鮮で、激しく踊るダンサー(売春婦役)達から発せられる強い香水の匂いによって、舞台と客席の距離感が一気に縮まった気がしました。

主役級の5人の方は、もちろん実力派揃いで、その歌声にも演技にも、パフォーマンスの高さを強く感じました。

山本耕史さん、演技は勿論上手ですが、こんなに歌が上手いとは、、無知でした。

マルシアさん、アラバマソングは、卑猥で悲哀なマルシア版として記憶に残りそうです。

中尾ミエさん、存在感ピカイチ。素晴らしい歌声でした。

上條恒彦さん、ソロをもう少し聞きたかった!(木枯し紋次郎を、寝ボケながら見た世代として)

古谷一行さん、渋いです。

また、脇を固める、特に女性ダンサー達がとても魅力的で、振り付けも良く、一人一人の個性が際立っているのが印象的でした。

幕間に一杯。
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「金さえあれば、何でも許される街、マハゴニー」、その街の興亡記。

その興も亡も、原動力は、人間の飽くなき欲望。

金さえあれば、何でも出来る筈のマハゴニーにさえ、次第に満足できなくなる、飽き飽きする主人公。

欲望を満たすその絶頂で、エクスタシーを感じながら絶命するのが良いのか。

欲望を自制し、抑え込み、悔恨の念を抱きつつ生き永らえるのが良いのか。

様々なカタチが、観る者に問いかけます。

1930年初演ながら、古臭さを感じさせないのは、人間の基本的欲求・欲望の中でも、生理的欲求/安全欲求という根源的なものに重きを置いているからかもしれません。


本舞台のもう一つの主役。<音楽劇>の<音楽>は、
スガダイロー氏のピアノを中心としたバンドで奏でられ、時に疾風怒濤、時にチャーミングでジャジーなサウンドは、猥雑な舞台設定と見事にマッチしており、オリジナルを知らない自分にとっては、これこそがオリジナルと勘違いしてしまう程でした。


気になったことを敢えて付け加えるなら、、舞台装置がもうちょっと練られていればなぁ(特に大道具)、という事ぐらいでしょうか。(予算の関係もあると思いますが。)


終演後、楽屋を訪問する機会を得ましたが、演者たちのスッキリ晴れ晴れとした表情が嬉しく頼もしく思えました。

服でも何でも、作り手の達成感の向こうに、受け手(買い手)の満足感が有ると思いますので。


会期は、明日(9月22日)まで。14:00開演です。
もし、当日券が残っていたら、、強くお薦め致します。

出来ることなら、、あと数回観たい内容でした。


演出・上演台本・訳詩:白井晃
作:ベルトルト・ブレヒト
作曲:クルト・ヴァイル
翻訳:酒寄進一
音楽監督:スガダイロー
振付:Ruu

【Cast】
山本耕史、マルシア
中尾ミエ、上條恒彦、古谷一行
細見大輔、櫻井章喜、辰巳智秋 / Ruu /
伊勢大貴、加藤義宗、岸田研二、木村雅彦、今野晶乃、SALLY
鈴木崇乃、遠山悠介、長友郁真、NAMImonroe、野沢聡、橋本由希子
早瀬マミ、村田慶介、薬丸翔、山崎将平、吉田哲也、立崇なおと

【Musician】
竹内直(サックス・バスクラ)
ギデオン・ジュークス(チューバ)
石川広行(トランペット)
石若駿(ドラムス)
スガダイロー(ピアノ)

会期:2016年9月6日(火)~22日(木・祝)★明日まで★
会場:神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 ホール
http://www.mahagonny.jp/


蛇足ですが、、
スガダイローさんが舞台で着用している、
<ゼブラ柄の白黒シャツ>に、<白のドカン(極太ズボン)>というチンピラ風ファッションは、
「私物じゃないです!衣装です!!」とのこと。

明日の千秋楽は、私物のシャツに着替えて、格好良く締めたいそうです。
ぜひ、ご確認ください。



*ご不明点等、お気軽にお問い合わせください。


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通販に関しては、下記ブログ記事をご参照願います。
http://brywb.at.webry.info/200905/article_7.html





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