引越雑感(2) FTTH

転居してから一ヶ月と少し。新しい生活にもリズムが出てきました。

引越のドタバタから得た、雑感、その2です。


◆FTTH


FTTHは、Fiber To The Homeの略です。

電話局と各家庭を、電話線(電話回線、アナログ回線)が繋いでいた様に(媒体は『銅線』)、電話局と全ての家庭を、光回線(媒体は『光ファイバー』)で繋ぐ、という計画です。

2009年3月にBRYWBをオープンする以前、私は電機メーカーに勤めていました。入社から一環して、開発部門に席を置いていました。

入社してから暫くの間、開発対象のメインは「伝送通信機器」でした。

伝送装置というのは、NTTなどの通信事業者の局舎に配置されるもので、複数の信号を束ねて(多重化)、遠隔地へ届ける役割を果たします。当時は主に、最寄りの電話局に集まる「各家庭からの電話(音声)信号」を束ね、電線で繋がった遠隔地の電話局まで届ける役割です。

その後、電話局と各家庭の間(加入者網、アクセス網)を繋ぐ装置の開発にも関わることになりました。

1993年頃だったと思いますが、国策(郵政省)として、当初は「2010年までに全国整備完了(日本全国の各家庭に、最寄りの電話局から光ファイバーを繋ぐ)」という計画が立案されます。

開発現場の、いち担当者から見ても、それはそれは壮大な計画で、<ビデオ オン デマンド サービスによって、町中からレンタルビデオ屋が無くなる>などといった話を、アプリケーションの一つとして聞いていました。

結果として、2010年のFTTH世帯普及率は35%程度に留まり、今度は総務省として「2015年までにブロードバンド利用率100%を目指す(光の道構想)」という事になります。
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FTTHの普及が進まない理由は色々とありますが、ADSL技術が銅線を延命したことや、無線技術の飛躍的な進歩もあるでしょうし、「ラストワンマイル問題」とも呼ばれる、宅内引き込み工事の必要性もあります。

無線なら簡単ですが、有線の引き込みには、専門家の専門知識と工事が必要です。

ネットワーク機器の開発者、工事担当者、そういった裏方の貢献。色々な世界で、華やかな表舞台を支える裏方の存在があるのでしょう。

工事担当者さんの背中を見て、かつて裏方の一人だった自分のことをしみじみと感じたりしました。
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2015年、その節目の年に<自宅へ光ファイバーを繋ぐ>ことになりました。

色々と考えた結果、テレビの視聴も光回線で行うことにしました。

長期計画の難しさ、FTTHそのものの是非等、議論のタネは尽きませんが、、若き日に思い描いた夢の一つが、現実になりました。


遠い、遠い未来に感じた2015年、今振り返ると、あの頃が遠い、遠い過去の様にも感じます。

それだけ、変化のスピードが速かった。


2015年、まさか<洋服屋>になっているとは、、その頃の自分には、夢にも思わないことでした。

人生、何が起こるか分からない。

それは、これからも。

全ては、自分しだい、ですね。



<参考ブログ記事>
店主のモノローグ 忘れ得ぬ仕事
http://brywb.at.webry.info/201409/article_19.html







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