東京都美術館 「新印象派~光と色のドラマ~」展

薄曇りの中、東京都美術館で開催中の「新印象派~光と色のドラマ~」展に行ってきました。
画像


東京都美術館は、JR上野駅前の上野公園内にあります。
画像


パンダやガラパゴスゾウガメで有名な、、上野動物園の隣です。
(ガラパゴスゾウガメを飼育しているのは、国内では2箇所だけ!)
画像


以前は、日展の会場にもなっていた、規模の大きな美術館です。
画像


モネ、スーラ、シニャックからマティスまで。

本展は、印象派~新印象派~フォーヴィスム誕生といった、美術史(或いは、絵画制作トレンド)を、実物(作例)を見ながら学び、楽しむ展覧会です。

「印象派」とタイトルにあっても、「誰もが知っている、あの画家」の、「代表作」といったものは一枚もありません。

モネやマティスの作品も並びますが、小品です。

中核をなす、「新印象派」の作品は、スーラ、シニャックを筆頭に数多く並びますが、最高傑作ともいうべき、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」はありません。

目玉となるような、大作、名作を核(主役)にするのではなく、「印象派~新印象派~フォーヴィスム誕生という、ある種の連続性(絵画様式の流れ)」を追う、というような点が、本展の特徴です。(従って、「ポスト(後期)印象派」と呼ばれる画家たちの作品も並びません。)

「新印象派」というカテゴリーを、一枚の作品で打ち立てたジョルジュ・スーラ。そこで用いた「点描技法」が、科学的に裏打ちされていたと言うこともあり、多くの共感者を呼び、幾多の画家が習得に挑みました。

ただ、結果として、新印象派の最初の一枚、スーラの生涯最大の大作でもある『グランド・ジャット島の日曜日の午後』を超える作品は、生まれなかったように思います。

もちろん、本展の展示作の中には、気に入った作品が何点かありましたが、新印象派のカテゴリーに入りつつも、点描技法に囚われすぎていないものでした。

点描技法に挑みつつも、やめてしまう人が多いのは、単に「時間が掛かる」ということだけではない気がします。

点描技法の可能性、、それは、早世したスーラが、あちらの世界に持って行ってしまったのかもしれませんね。

スーラの抜きん出た才能、執着心、、それらを再認識できたのが収穫。

また、通常の、、「絵」そのものを楽しむ展覧会とは別に、当時の画家たちの、新しい技法に取り組む姿勢などが紹介されていたのが興味深かったです。


本展関連で、イベントが色々と企画されていたり、特設WEBサイトに面白いコンテンツがあったりと、工夫されています。

==イベント関係==

◆こどもイベント
http://neo.exhn.jp/event/
「レゴ認定プロビルダー 三井さんと一緒につくる!点描画」

◆「ヒカリ展」(科博)×「新印象派展」(都美)コラボ企画
http://neo.exhn.jp/event/
「光とは何か!科学と芸術の挑戦」講演会
・新印象派-光の科学に学んだ画家たち
・光の科学-光の正体を追った研究者たち
等々。

==特設サイト コンテンツ==

これだけ見ても面白いです。お薦め。

◆新印象派 光と色の秘密
http://neo.exhn.jp/secret/

◆点点主義 モギケン一座、新印象派をみる。
http://neo.exhn.jp/tenten/
・茂木健一郎博士が新印象派の絵を語る「これは絵画の革命だ!」
・植田工氏点描作品制作ルポ「新印象派に挑戦!」



<展覧会概要>

会期:2015年1月24日(土) ~ 3月29日(日)
会場:東京都美術館 企画棟 企画展示室
休室日:月曜日
開室時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)
夜間開室:毎週金曜日は9:30~20:00 (入室は閉室の30分前まで)


展覧会特設WEBサイト
http://neo.exhn.jp/
東京都美術館ホームページ
http://www.tobikan.jp/index.html








ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック